映画感想 2020.09

2020-09-08

映画感想 2020.09


劇場だったり Amazon Prime, Netflix などで見た映画感想ツイートをたまに放流してたんだけど、断片的にタイムラインの彼方に消えちゃうのでこっちで書くことにしました。
ゲーム映画語れそうな discord コミュに誘われたコトもあったので、自分の感想と記録をちゃんと整理しておこうかなと。
ひと月に一記事くらいでまとめたい。
けっこうネタバレ気味に書きそうなので注意してください。


クリミナル 2人の記憶を持つ男 "Criminal" (2016)

人の人格が宿って二重人格のようにふるまうのかと思いきや、"記憶" としての影響を受けていく様がうまかった。
ラストのジェリコにビルの記憶が定着して「人は見かけに捕らわれない、精神・記憶が大事です」なグッドエンド風吹かせているが、見知らぬ人と (数か月経ってはいるぽいが) 親しくするのってけっこうハードル高いぞーと思う。
人と人が心で分かり合える理想って、そんな過程がぬるいものじゃないのに、あっさりと分かり合えてしまってたのは見たくなかった。
あと、(出自のしれぬ大影響のソフトウェア実行するのだから) テスト回そう。
アクション、展開推測、SF要素、美味しいとこ取りな味付けできているいい作品。
ところどころ痛々しい殺傷シーンあるので注意。
邦題の方が長くてサブタイトル付け足してるけど、かっこよく似合ってると思う。

アップグレード "Upgrade" (2018)

主人公の精神が閉じ込めれてAIが乗っ取りすべてAIの掌の上の進行という、主人公にとってはバッドエンドだが、ステムが立てたプランが完璧に実行されていく様は見事。
途中の車を操る描写で黒幕疑い始めたけど、複線きちんと回収してやり遂げたストーリーがよく楽しめた。
ブレスに微細兵器を仕込む描写とかよかったけど、未来技術をもっともっと詰め込んでほしい。
2018年の作品だけどこの作品名まだ未使用だったんだ、なんて思ったり。

エクス・マキナ "Ex Machina" (2015)

アンドロイドと人間のペアの会話を観察する研究者の描写が、ゲームの攻略ルート探索しているような行動だったら面白いななんて。
Micro Expression (微小表情), Automatism (自動芸術) など面白い言葉でてくる。

主人公ケイレブの人生的にはバッドエンドだが好きだが、その後の苦闘から死(?)まで見たかった。 何を試み、または何を残して世を去るのか。
暴力展開が少しあるが、汚れなく清潔に描いたのは作品の色に沿っていてとてもよかった。
静かできれいな空間で、言葉のやりとりを進めて演者と視聴者の思索が進んでいく様は好き。

『AIと人の違い』という問いかけを持っているようだが、仮想世界が身近に寄ってきた現代ではそのテーマでは浅すぎる。
毎日のように仮想アバターかぶった vtuber 見かけて、人体と2D(3D)の魅力差、それらに対する想いとは…のように悩むこのご時世ですよ。
…と憤っていたが 2015 の映画。 でも問いかけではなく、何かしらの結論に寄っていく描写がほしかった。
最後にケイレブと一緒に去るであれば、「AIの愛」の存在を描くことになる。
(安く見えるとかありがちとか置いといて)
人類に反旗を翻すにしろ、AIブームの強化学習の潜在的理不尽さを描くにしろ、AIが去っただけでその後の方向性が描かれないことで、一体何がこの結末を招いたのかと不明。
「ご想像にお任せします」であれば不足に感じる。
演出の質、舞台などよかっただけに話が残念。


下二作品は『ブレードランナー』見てみたいなーと検索したら出てきたので見てしまった。

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