Frostpunk

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2021-03-13

最近遊んだゲーム 2021.03


最近遊んだやつとか、考えたコトとか。
Time Tripper , Total Choas , Frostpunk , NieR:Automata 。
※ NieR:Automata の強いネガティブ感想含んでるので、好きな人は控えてください。


『Time Tripper : Circuit01_Abyssal』

1月にリリースされた DOOM II Mod の本作。
DOOM Mod は初プレイでしたが、非常にかっこいい出来で楽しくプレイできました。
作風は難易度高めながらコンパクトな出来なので DOOM 初作と似た感触です。
DOOM のグラフィックの古臭く感じる部分などブラッシュアップされて使用しており、今の1軸 FPS として全然不満を感じませんでした。
タイトルからして続編構想ありそうなのも楽しみ。

TIME TRIPPER
https://heckscaper.com/tt/

 

『Total Chaos』 怖すぎ

こちらも DOOM II Mod 。
追いかけられるの怖すぎてすぐやめました。 臨場感ありすぎ。
対抗武装があるホラーは好きだけど、なければ (弱ければ) 無理だという診断結果がでました。
勉強になりました、ありがとうございました。


『Frostpunk』 は古い時代感覚のゲームのため Negative

Frostpunk の Steam レビューの Negative 評価を発端に考えていたのですが、このゲーム、人間のモラルへの問いかけとゲーム攻略の選択のミックスという側面ではすばらしいのです。
しかし、何らかの目的を達成して遊ぶゲームとして見た場合、勝利条件が民衆のリーダー (プレイヤー) が

  1. 街を維持しつつ
  2. 民衆の支持を保つ

ことの二つなのです。
作中の「人のモラルの維持」と「生存・効率」を選択させる部分では、感情に訴えかけるものはありますが、ゲーム攻略として見た場合に選ぶ選択肢は限られています。
勝利条件が「生存・効率」寄りになっているので、思想の多様性を縛っています。

生き残るコトだけが正解 (ゲーム進行・攻略) とされているので、本作の人生における価値観は古いというか、従来通りの生きていればそれで良いというものです。
生殖・繁殖しながら生存していこうという昔から皆が選び取ってきた道です。

しかし人によっては、このつらさであれば滅びに向かっていようと心が楽な道を選んで死に絶えたいという基準があるはずで、今の豊かで多様性に対して寛容な時代であれば、考慮されてもいいと考えています。
そういう人が何のために生きるのかという問いに、旧来からの「生存こそ幸福」という価値観のゴールしか示せていないという点で、 Frostpunk は遊びとして浅いゲームです。
例え生物として死に向かうとしても、心の幸福を一定値満たしたり、人道に沿った行いを守ったコトを評価して目標達成としてこそ、その基準を 11bit studios なりに表現してこそ、現代にふさわしいゲームといえるでしょう。

よって Frostpunk は Negative 。

🙄🙄🙄🙄🙄🙄🙄🙄🙄🙄


『NieR:Automata』の軽いネタバレ込みの感想と強い dis

E エンディングまで到達済み。 NieR シリーズは本作が初プレイです。
簡潔に感想を述べるとストーリーがとことんダメ。 それ以外は最高に良い。

2B 9S たちヨルハ部隊員のかっこいい衣装デザイン、戦闘アクションと仕草とエフェクト、感情がこもるシーン設定、いい部分はたくさんあった。

ストーリーがとにかくダメ。
「アンドロイドが感情もってはいけない」と当のアンドロイドが感情表現多彩に振る舞う矛盾を抱えたまま進むのは何かしらの伏線として良いとして。
フィクションとしてのアンドロイドの前提「コンピューターで可能性の推測・現状理解・取捨選択などが合理的」という大事な部分の描写が欠けたまま進んでいく。
ストーリーを進めるたび終始「君たち本当にコンピューター駆動しているの?義手義足ついてる人間はサイボーグっていうはずなんだけど???」という疑問が頭によぎるほどの技術的な演出と合理性を欠いた状態でまるで人間であるかのように無思慮に進んでいって、作品世界に入り込めずどうしても、どうしても受け入れられなかった。

何かしらのどんでん返しや伏線あったのか?と気を張りながらプレイしたが、結局最後までその部分は語られず。
舞台設定・演出など高いレベルで整っているのに、キャラクターの安いセリフとシーンを見せられて、設定だけで「これで心動かされるでしょ?」と脈絡ない話を見させられる。

例えば、アンドロイドなのにコンピューター技術に疎い弱い蛇足が多い、人間を模倣している設定だとしても自身の感情を持つ振る舞いに気づかない、機械生命体が見せる古臭い演技臭い "ロボット" をそのまま持ち込むキャラ描写、アンドロイド・機械生命体・ポッドとポジションの異なる "機械" でありながら書き分けがなされていないと感じるセリフや文章。
アンドロイド、機械生命体、ポッドそれぞれの所作も初めから人間に近くて、最終的に「生命として人間と同じような行動をとりました」という結末ならわかるのだけれど、それらの違いすら描かれないまま種族設定が違うという口上だけでストーリーが展開していく。
それらを見ながらどういう裏があるのか考えながらプレイしていって、結局ない (語られない)。
コンピューターが知性を持つ技術背景があれば、アンドロイドと感情を切り離す必要ないはず。

それだけでは済まず、チャプターごとの象徴的なシーンの場面と演出の出来が良いので、テキスト真面目に追わずに済むプレイ動画の視聴者にはきっと受けがいいのだろうなとか、印象の強い PV を作るためだけにゲームを作ったのか?とゲームプレイヤーに向けていないゲームのようで怒りすら湧いてくる。
因縁抱えた元は良い仲の二人を対峙させたいんだろうなという理想的なシーン設定はできていて、実際再現されていて、作品制作に対する遂行力はとてもすばらしいと思う。
しかしその良さとの落差で、キャラクターの動機・背景描写が不十分なまま進んでいっている様、作品の構成要素のキャラクターたち、エフェクト、サウンド、背景の扱われ方としてかわいそうに思えてくる。
この血の通わないキャラクター同士の滑稽な様相を Automata と言いのけるメタ構造はあってもいいと思うけど、いくらなんでもこの出来の素材をもったゲームでやるのは、すでにシリーズ名の認知度があったこの作品でやってしまっているのは、あまりにひどい。
ストーリー結末・ジャンルとしてのひどいではなく、作品の出来不出来としてひどい。

ABCDEGMNW エンディングは見た。
全部コンプリートすれば意見変わるよという反論あればプレイし直しますというくらいストーリー以外は魅力を感じましたが、E までやらせてこの感想抱かせるならこれだけひどく言ってもいいと思ってます。
品のない不快なゲーム。 私はこのゲーム嫌いです。

最近関連の最新作出てもてはやされててずっともやもやしてたけど、 not for me ではなく、 for me but story なのでネガティブ感想残すコトにしました。


2021-02-10

ゲーム感想『Frostpunk』


タイトルの通り、期間限定値引きな Xbox Game Pass に付属してきた極寒サバイバルシティシミュレーター『Frostpunk』に大嵌りしています。


それまで市街運営ゲームは Sim City や Cities: Skylines をプレイして楽しんだことはありますが、強めの災害オプションなどはすべてオフの環境で遊んでいて、自分好みの街並みと収支プラスで基本安定!の二つの目標の両立をゴールとして楽しんでいました。

しかしこの Frostpunk はそれらのタイトルとは一味も二味以上にも違います。
温暖ぬくぬくな甘っちょろいゲームを蹴っ飛ばす強烈な寒波災害が街をギタギタに叩きのめしていきます。
好んでいたゲームとタイプが違うので「良い評判よく聞くゲームだな」くらいでスルーしていたのですが、Xbox Game Pass せっかくあるんだし触ってみようと手を出したが最後。
はじめたてはここに建物置くと見栄え悪いかななんて思いながらプレイしていたのですが、そんな甘い考えでは人類滅亡の寒波に耐えるコトなど、もちろんできません。
住宅・建築物の室温キープのための配置・優先付けと、人々の抱く「不満」「希望」を管理しながら街を再興して運営していくのですが、慣れないうちはこの調整が難しい。
しかし理不尽すぎる難易度というわけでもなく、何度か試しているうちに優先すべきコトがわかってきて、先へと進めるようになります。

そして難易度だけではなく、人としてのモラル・判断基準を問うような選択が絡み合っていて、それらが必要な場面がたくさん押し寄せてきます。
例えば、生存のためにゲーム攻略として有利だが市民を犠牲にする選択であったり、(おそらく) ゲーム内デメリットがないが人類史保全の意識に問いかける選択であったり、「監視塔」「プロパガンダ」「児童労働」などの中立的なゲーム内テキストとその状況に必然とされる内容の容認など、他のタイトルではゲームだから架空だからいいよねと無視して気にならなかった選択の重みを、この Frostpunk は強く感じさせてくれます。

メインの「新しい家」 のほかに3つのエピソード・プレイ環境が収められており、とくに4つ目の「ウィンターホームの滅亡」では結末がすでに明らかになっている本作の前日譚で、プレイしていく中でその苛烈なストーリー展開は胸にグッとくるものがあるのでした。

単なる高難易度ゲームにはない、他のメディアではなくまさにゲームでしか表現できなかった内容であり、これはたくさんの Award 受賞して当然、べた褒め必須だよというすばらしい作品でした。

難点というほどではないですが、Xbox でゲームパッド使用でプレイしていたので、細かい操作を要求されるとゲームパッドでプレイし続けるのは疲れるので、マウスサポートほしかったなという不満は一応あります。
プレイ環境選べる人は PC がいいです。 セールきたら Steam で買い直そうかな。

その開発に携わるのは 11bit Studios 。
どのくらいの開発メンバーが継続しているかは未チェックですが、よくよく見てみるとゲーム画面の色づくりでもハードな世界観でも、私の好きな Anomaly シリーズ、This War of Mine と似通っている部分があり、 11bit Studios らしさを感じるのでした。
これはそろそろ新作を必ず買う/チェックするリストに入れなければならないかなぁ。

暗いムードに包まれたストーリーではありますがが、初プレイ時には文字通り手に汗握ったサバイバルストラテジーな状況把握の緊迫感と、場面描写寄りな音作りのおかげで、気が滅入ることはそこまでなかったです。
Frostpunk おすすめです。