最近読んだよかったゲーム記事 2020.10

2020-10-16

最近読んだよかったゲーム記事 2020.10


「なんとなくこうだ」と捉えていた感じ方を言語化されてよかったと思う記事など、よく見つけられてハッピー。



アレフガルドからエオルゼアまで - RPGの「空間」を考える|Jey.P.|note
https://note.com/jey_p/n/n9528aa0724c5

私は最近のモバイルデバイス向けで流行ってるゲームが好きになれなくて、雑に収益重視だとかで開発規模だとかで捉えていたんですが、私はゲームの作る空間が好きだったんだなぁと気づかされました。
銃撃が好きではないのだけれどわりと FPS ゲームに惹かれてるのも、魅力ある空間とゲームシステムを組み合わせやすいジャンルだからかもしれません。
空間が消えて要素が重点的に残るけど、UX でもコスパいいのでしかたない…みたいな流れなのかな。
世のツール群のマイクロサービスの流れと似たような感じですね。

仕事で携わっている方のこういう分析記事好き。



デジタルカードゲーム時代にデッキ構築を面白くする手法を考える|Jey.P.|note
https://note.com/jey_p/n/n7b3d08c59175

この記事も先と同じ方の。
ニッチな環境がほしいというか、全世界に放り出されると自分って真ん中のレベルにとどまっていれば御の字かも…って分からされて、効率勝利のために強制されるようで嫌なのですよね。

カードゲームだったら弱いけど決まるとすごいみたいなロマンデッキは、結局「勝ち」 (を通したランクポイントなど) を目指していて。
そうではない、決まると愉快なコンボとか勝てないけどかっこいいみたいな、勝敗ポイントとは別軸のスタイリッシュポイントみたいなのあればいいのでないかな。
LoL でいうとチャンピオンの統計使用回数上位はランク低いプレイヤーだったりするそうですけど、そういうトコまで上り詰めると当人は満足してそうとか。
そういう軸がたくさんあればいいけど、対戦ゲームという仕組み上の魅力薄くなっちゃいそう。

ゲーム攻略自体も外部に託さずに、そのゲームの世界(空間)に収めていてほしいとも。
対戦ゲームではあれど、プレイヤーの成長と発見を見守っていてほしいな。



オートチェス1周年記 ~ウイングスの歴史~|IT»ΩniGiR1/鬼切|note
https://note.com/onigir1/n/n20f522247f8a

オートチェスほぼ知らないけど読んでて面白い。
私も Underlords でこういうの書きたいけど、 reddit とか動画とかで積極的に情報収集して試したわけじゃないので、なんとなくでしか捉えてないのでうまく書けるかなぁ。

最近の Underlords は戦い方の基本は前提として、あまりカウンター要素ない気がする…。
TFT はそのままでは飽きられる当初のお祭りゲームジャンルから、手数をとにかく増やしてランダム性をコントロールさせる戦術ゲームに進んでいると感じていて、対戦ゲームとしていい方向行ってるなと感じます。
Valve も他プロジェクトに開発取られてましたという言い訳だしたのは聞いたから、魅力的に作っていってほしいな。



コミュニティは"人"につくのか、それとも"プラットフォーム"につくのか?|但木一真 Kazuma Tadaki|note
https://note.com/ktadaki/n/n9a989d47e62d

Mildom に移行した方もいたのですが、見なくなっちゃうのですよねぇ。
私の場合は単に、ネットワークが一番安定しているので Youtube > Twitch なので、一度 Prime 切ったタイミングで twitch も頻度落ちました。
(LoL スキン報酬その他に捕らわれていることが発覚)
LJL に関してだけは Openrec.tv と Mildom がチャット欄健全で好きだけど、これはプラットフォーム側の努力じゃなくて後発というハードルの高さによるものですね。

ゲームプラットフォームに関しても言えますが、 Steam はチャット・実績以外にも、プロフィールページが自分のコレクションページのように認識してます。
他人に自慢するつもりとは別で、実績とともにスクリーンショットショーケースとかアイコンとか並べられていいのですよね。
Epic Games はゲーム配りまくりで努力してるしありがたい一方、そういうのない。
後発だから大変なんでしょうけれど、先日のゲーマー世論焚きつけはやめろと思いました。



そろそろ語ろうか(其の壱)|和田洋一|note
https://note.com/waday/n/n01b4c3ec81b8

スクウェア・エニックスの代表だった方の。
役職と名前だけでよく知らなかったんだけど、リードする立場でがんばってたんだなぁと。
CERO の規制の話であったり、プラットフォームに飲み込まれる危機感であったり。
読後感の「これただで読ませてもらっていいの?」って思いがあるし、トップを務める人の活力には目を見張るものがあります。



『S.T.A.L.K.E.R.』の生き字引、古老ゲーマーHal氏御年78歳!プレイMod数300の彼に老いてもやまないゲーム愛を聞く
https://jp.ign.com/stalker-shadow-of-chernobyl/43731/interview/stalkerhal78mod300

(今でも?) 一応ビデオゲームは日陰文化だったので、世代関わらずこうしてプレイし続けている方いるのだなーと知れてよかった。
けどフォントサイズの下りとか悲しい…。
ブログは更新頻度高いようでイイ!
こうしてフィードリーダーのエントリーが増えていくのです。



『CS:GO』で”偽チートツール”が配られ、チーター達が泣き叫ぶ。不正行為を試み、ありとあらゆる酷い目にあう敗北者達の悲鳴 | AUTOMATON
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20200915-136766/

こういうの見た瞬間は愉快になれるんだけど、実際やってるコトは私刑。
偽ツールであろうと配布はいうに及ばず、この手の記事も止めた方がいいと思ってます。
リーク情報と同じく負の情報の範疇だと思うけど…。

ふと思いついたけど、偽チートツール情報を公式が正式ルートで各種フォーラムにスパムして情報飽和させたら、どのくらい効果でるか気になる。
フォーラム投稿にかけるコストとか、チートツール系フォーラム管理者との裁判沙汰の可能性とか無視できないだろうけど。
チートツールに関する投稿フィルタリングのフォーラムプラグインとかあれば、チートツールに関する投稿に対して、今はノーコストの各種情報媒体が関連投稿を受け付けない設定にするのがスタンダードになっちゃうの。
結果、本物のチートツール配布はできてもたどり着くのが困難という。

毒を制すために毒を流す方法だから、さすがに暴論かな…。



Opinion:ゲームは中国の検閲推進の最前線になった - GamesIndustry.biz Japan Edition
https://jp.gamesindustry.biz/article/2010/20101402/

Gaming will be a frontline in China's censorship drive | Opinion | GamesIndustry.biz
https://www.gamesindustry.biz/articles/2020-10-08-gaming-will-be-a-frontline-in-chinas-censorship-drive-opinion

『原神』ほか中国でのゲーム内チャット検閲を通した将来的な影響の話。
検閲の表現規制の大義というか最終的な目的みたいなのに関して理解できていないので、賛成しているわけではないのですが、ない方が良いと断言できないです。
でも、その内容を理解するのは後回しにして、この手の皆の完全に納得のいく結論がでない、良し悪しが人によって異なる話題に関する考えはもってます。

ゲームが関わる社会問題をよく聞くようになって考えたのですが、ポリティカルコレクトネスに対する表現制限・配慮のボーダーが時勢によって移り変わって、人によって認識している領域だとか許せるボーダーラインが異なります。
なのでそれをうまく変更・調整したり、犯してしまった場合にはできるだけ補償して、ただし相互とも認識の差からの失敗はあるものと認め許しあえる寛容のある社会が理想じゃないかなと考えています。

個人主義傾向の社会とか資本主義に対抗する話とかも絡められる話題と思うんだけど、うまく考えまとめられてないし知識が足りていない部分。
いつかうまく書けるといいな。


よく読むってほどではないですが、 SF はこういう諸問題をわかりやすく浮かび上がらせてくれたり、解決されたもしもの社会を描いていたりしてて、気づきがあって楽しいです。

変わり果てた"自由の国"に救いはあるか――SF小説「アメリカン・ブッダ」|Hayakawa Books & Magazines(β)
https://www.hayakawabooks.com/n/nf0fd80c6eb24

SF作家柴田勝家さんによる、民俗学・文化人類学の知見とSFアイデアを掛け合わせた短篇集『アメリカン・ブッダ』が発売されました。インパクト抜群の本書から、表題作の試し読みとして冒頭1万字を公開いたします。



YossyFPS's Videos - Twitch
https://www.twitch.tv/yossyfps/clips?filter=clips&range=all

FPS ゲーマーには知れた negitaku オーナーの Yossy さん。
ゲーム記事ではないけど、最近 Valorant の大会観戦しているようで、ひたすら twitch clip をセリフ付きで twitter に放流してくれるので、良いとこ取りで見られて楽しい。
Valorant 知らないけど面白シーンけっこうあって、実況解説の方の存在も良くてありがたく感じます。
とんでもない感謝出すしかありませんね。



なぜウメハラのヒットボックスはCPT精神で禁止されたのか - setofuumiのblog
https://setofuumi.hatenablog.com/entry/2020/10/13/175706

非メーカー主催の格闘ゲーム大会での持参デバイスのレギュレーションに関して、トップダウンにならないよう配慮された CAPCOM 公式声明が出た話。
2014 年時点で問題はあったようで、格ゲー界隈あまり追ってないので知らなかった。
齟齬あって燃えたのか経緯全然知らなかった、要点まとめられてて Capcom ナイス対応だったのだなと思います。



わりと note の記事ばかり。 いいプラットフォームですね。
ゲームの分析記事から感想や思いのたけを綴った文章まで、たくさん読めてハッピーです。
こういうのなしで Youtube が支配していては、すべての情報は動画見ろな世界にされるところでした。 怖い怖い。
読むのが好きなので改めて、最近はペース上げ気味で書いている気がします。
Give & Take を汲んだ、 Read & Write の心で続けたいな。

0 comments :

コメントを投稿