咥えパンダッシュは継承されねばならない

2022-04-17

咥えパンダッシュは継承されねばならない


パンを口にくわえたままダッシュ登校する女学生であったり、日常会話から恋愛関係にあると勘違いされる男子学生コンビであったり、今はいつ?と年代を尋ねると日付で返されるので聞き返したり、猫はしゃべって当たり前であったり。
世の中のフィクション作品では広く知られた表現・パターンを『お約束』として用いて、作品においてその形は変われどその大小の差はあれど、認知コストの省略としてテンポの高速化として使用されています。

 

先日プレイ開始した『十三機兵防衛圏』も序盤から直球なそれらのお約束を思いっきりぶつけてきます。
見てて逆にやや恥ずかしさを覚えるくらい、にやけてしまうわけですが、これはある程度そのお約束な作品・表現に触れてきて、耐性ができて知識がついたからこそ思うもので、世代が下がればその表現を見たことない初めて味わう方々は新鮮に楽しめるのでしょう。

見ててすがすがしいほどにお約束を突っ込んでくる十三機兵防衛圏。
見覚えある表現・展開の連発のようにも感じましたが、それらをうまく調理して味合わせてくれて、また会話メッセージに始まる演出・色表現も感情に響いて、操作性なども優しいと、非常に心地よくプレイできています。

まだ2,3時間程度の13機(?)出てないチュートリアル部分ですが、そういうところ良く作られているなぁと感じたのでした。

 

面白そうと思いながらも別ハードで出たときでいいかなと、作品情報をやや避けながら待っていた本作。
どうやらその見た目と香りに違わず美味しい作品のようで、しばらくはこの作品に飲み込まれそうです。


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